Abbeyhill Distillery(24 September 2005)
古くからスコットランドの政治、文化の中心であるEdinburgh。今までに8ヶ所の蒸留所が存在したが1つのグレーン蒸留所を除き、すべて閉鎖されている。特にモルトウィスキー蒸留所は19世紀末までにほとんどが閉鎖された。都市部ではなかなか蒸留所の存続は難しいようでAberdeenやGlasgowもすべて無くなっている。
Abbeyhill蒸留所は1820年に現在のWaverley Stationの約500m東に建てられたが1852年頃には既に閉鎖されていた、非常に短命な蒸留所だった。その後、エール醸造所として利用された建物は現在も蒸留所がそこにあった事を主張するように残っている。
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Falkirk(1)
Rosebank Distillery(22 September 2005)
StiringからFalkirkへはバスで30分程。そろそろ到着かなと思ったとき、高い煙突と蒸留所らしき建物が見えてきた。でも何か様子がおかしい。バスを降りて戻ってみると取り壊し工事の真っ最中だった。よく写真で見た道路脇のウァームタブは取り外され、スティルからのパイプが残っているのみ。
“ひょっとして建替え工事中・・・なわけないか”
めったにない、貴重なタイミングだったができれば見たくなかった風景でもある。”Rosebank”の名前は道路の向かい側にあるレストランに引き継がれたようだけど、また一つ歴史ある貴重な蒸留所が消滅したことになる。
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Linlithgow(1)
St.Magdalene Distillery(22 September 2005)
Linlithgowのバス停から東へ少し歩いた住宅地にSt.Magdalene蒸留所の建物が集合住宅として残っている。ここは跡地を住宅地として再開発したらしいがキルンとモルトバーンの建物がうまく改造されて人が住めるようになっている。
古い建物を使い続ける英国の人々も蒸留所の土地と建物は持て余すようで閉鎖された蒸留所は再開発のため、完全に取り壊されることが多いように思う。St.Magdalene蒸留所は幸運な形で我々にその姿を今でも見せてくれている。